このページでは、Javascriptを使用しています

■矢内原忠雄文庫植民地関係資料画像データベースについて

 本データベースは、 本学が所蔵する矢内原忠雄文庫のうち、 南洋群島を軸とした植民地関係の原資料群を画像化し、 これにインデックス等を付し、検索を可能とするとともに、 インターネット上で閲覧できるようにしたものである。

 矢内原忠雄文庫は、矢内原忠雄氏の御子息矢内原勝氏から 1987年と1995年の2度にわたり、 本学へ寄贈された忠雄氏の蔵書、 自筆原稿およびノート類を収めたものである。

 矢内原忠雄(東京大学名誉教授、1893-1961)の研究は、 経済学、植民地研究、信仰・宗教(キリスト教)研究に 大きく括ることができるが、 矢内原の植民地研究の根幹となった 原資料群が多いのが本文庫の特徴である。 その大半は、植民地時代の台湾、朝鮮、満州、南洋群島へ、 矢内原本人が訪れ、自ら踏査収集したものであり、 各統治機関が作成した刊行物、未刊行資料、内部資料、 そして矢内原が作成した聞き取り調査資料、 調査・研究ノート、統計、自筆原稿、 メモ類等といった「生」の資料である。
 なかでも沖縄から多くの移民を送り出し、 戦前期在住日本人の約6割を沖縄出身者で占めていた 南洋群島にかかわる資料は、量的、質的にも突出し、 沖縄からの南洋移民研究に欠くことのできない資料である。 しかしながら、これらの「生」の資料群は、 戦前期に製造された劣悪な品質の紙(酸性紙) に記されたものであるため、 時間とともに劣化の一途をたどり、 現在、利用の制限をせざるを得ない状況にある。
 このため本学では 矢内原忠雄文庫資料の保存と利用を図るため、 これら劣化資料の画像化を計画していたところ、幸いにも、 独立行政法人日本学術振興会から 平成17年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費) の交付を受けることができ、 画像データベースとして構築することができた。

 矢内原忠雄文庫の設置経過とその後の詳細については、 文庫の受入整理とデータベース構築作業にご協力頂いた 元琉球大学附属図書館員の 榮野川敦氏(現うるま市教育委員会文化部市史編纂課) から、公開にあたって頂いた玉稿を掲載しているので、 そちらをご覧頂きたい。

 矢内原忠雄文庫植民地関係資料は、 国内外で現存する植民地関係資料として 極めて貴重性、希少性の高いものであり、 画像データベースを広く公開することによって、 貴重な原資料群の保存はもとより、 関係する研究分野への貢献、 利用の拡大に寄与することを願うものである。


矢内原忠雄文庫植民地関係資料 画像データベース作成委員会
   委員長 親川 兼勇 (附属図書館長)
    委員 仲程 昌徳 (法文学部 教授)
    委員 安藤 由美 (法文学部 教授)
    委員 石原 昌英 (法文学部 教授)
    委員 鈴木 規之 (法文学部 教授)
    委員 平良 一彦 (教育学部 教授)
    委員 津波 高志 (法文学部 教授)
    委員 野入 直美 (法文学部 助教授)
    委員 町田 宗博 (法文学部 教授)
    委員 金城 宏幸 (法文学部 助教授)
    委員 宮内 久光 (法文学部 助教授)

植民地関係資料
画像データベース

琉球大学附属図書館