16.酬世錦嚢


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酬世錦嚢(しゅうせいきんのう)
 

家禮類 巻一
天下路程 巻二

謝梅林(号硯傭)、?可庭(号渉園)輯。
清の?正年間(一七二三〜三五)の編。縦十七、二センチ、横十一、六センチの小型本。所蔵者と思われる、久米村の崇徳堂、登川里之子親雲上の印あり。

『酬世錦嚢』家禮類 巻一
福建省の家礼(一家の礼儀作法)に関する記述が詳しく、琉球の家礼との比較の上で貴重な内容を含んでいる。
内容は巻一の第一巻か冠礼(帖式、祝辞)、婚礼(庚帖、呪文)、喪礼(帖式、呪文)、祭礼(帖式、呪文)、二巻 呪文、三巻 聘啓 碎錦(姓氏付)、四巻 賀婚詩、生育詩、弔輓詩、書贈詩、銭送詩、五巻 賀寿誕詩、賀科第仕官詩となっている。(上里賢一)

『酬世錦嚢』天下路程 巻二
編集者、成立念、所蔵者等は、いずれもNo.90と同じ。巻一を欠く。
清代の中国の交通について、経路と距離を記録したもの。巻二は、開巻冒頭に「湖広省城進京陸路程」(湖広<湖南・湖北>の省城から北京へ行く陸路程)とあり、続いて「福建省由温州至蘭渓県水陸路程」(福建省から温州を経て蘭渓に至る水・陸路程)とある。
琉球王国時代の進貢使節や冊封使が、福建省と北京の間を往復するのに、どのようなルートを利用したかを知るうえで、参考となる資料である。(上里賢一)


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