12.原忠順書幅


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原忠順書幅(はらちゅうじゅんしょふく)
  

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孤芳無復列瑤臺        孤芳 復た瑤台に列すること無し
棄却當時王佐才        棄却す当時の王佐の才
遺愛千年人不識        遺愛 千年 人識らず
称花未必及塩梅        花を称えるも未だ塩梅に及ばず

咏管公祠前梅 梅堂      管公の祠前の梅を咏ず 梅堂

(口語訳)
 この梅を愛した菅原道真公は世俗にそまらない高潔な人物でありながら、ふたたび天子のたかどのに列することはなかった。
 その当時の天子の片うでとなりうる人物はうち捨てられたままであった。
 その仁愛のなごりは千年も変わることなく残っているようだが、今となっては知る人も少ない。
 梅の花をたたえる人は多いが、菅原公が君主のりっぱな補佐役たりえた人物であったことまでには思い及ばない。
(上里賢一)


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